2007年11月22日

歴史の本を英語で読む

英検のエッセイをどうすれば書けるようになるかいろいろ考えているうちに、歴史の教養のなさを痛感。取り戻すべく勉強中です。

高校のときは一応理系コースにいましたが、計算間違いやケアレスミス、果ては勉強方法の誤り等から、数学はさておき理科が全く使い物にならず、結局は得意だった英語と国語だけで受験できる外国語大学を選択した経緯のある俺にとって、歴史は鬼門である。

中学のときはかなり得意だったのに、高校になると教科書がどうしても肌に合わずに挫折。もし美点を挙げれば、「凝縮した記述」ということになるのだろうが、要点だけを列挙した教科書の薄い記述がどうしても頭に入らず、例えば世界史だと、初めの30ページほど(古代ギリシャあたり)以降はどうがんばっても眠くて読めなかった。日本史も同様。平安の初めくらいで止まっている。

これまで、趣味でやっているプログラミングも含め、おおよそどの分野でもこのような感じだったので、日本人著者の書いた本の不親切にはもう慣れっこだ。頭に入らないのは俺が悪いんじゃない、教科書が悪い、という断固とした自信がある。

洋書だと、このような厚味が少ないという不満を感じることはほとんどないため、歴史も英語で学ぶことにする。だいぶ前に買った、老舗のオックスフォード出版から出ている、'New History of The World'を読んでいる途中だ。最後の3分の1(第一次大戦の直前頃)から読み始めている。

本のカバーに、ニューヨークタイムズ他多くの書評で絶賛とあったが、読んでみるとやっぱり面白い。小さな文字で千ページ以上あるが、本来世界史というのは、このくらいの記述の厚味が必要なのだと思った。文章は今まで読んだどの本にも増して難しいけど、慣れればスピードアップするだろう。英作文で使う語彙を確認しつつゆっくり読んでいるため、ただ今、1時間で2ページほどのペース。だが、続きを読むのが毎日楽しみだ。

例えば。

1935年、ムッソリーニのファシスト政権下で、イタリアがエチオピアに侵攻した事件について。

Such action posed the question of what should be done by the League of Nations; it was clearly a breach of its covenant that one of its members should attack another. France and Great Britain were in an awkward position. As great powers, (中略), they were bound to take the lead against Italy at the League. But they did so feebly and half-heartedly, for they did not want to alienate an Italy they would like to have with them against Germany.

「(イタリアの)そのような行為は、国際連盟が何をすべきかを問うことになる。というのは、(エチオピアへの)侵攻は明らかに、国際連盟の一加盟国が他の加盟国を攻撃することに該当し、連盟の規約に反するからだ。フランスとイギリスは困った立場にあった。大国として、彼らは、国際連盟において、イタリアに対する制裁をリードせねばならない。しかし、彼らは制裁を強硬には行わずしぶしぶ行った。なぜなら、彼らはイタリアを、ドイツに対抗するため引き留めておきたかったからだ」

云々・・。意訳も入ってますが。

さて、結局このフランスとイギリスの弱腰が、イタリアを増長させ、事態をますます混迷させることになると記述が続くのだが、このように、記述の一つ一つに、なぜ、どうして、どのような意図で、というような情報というか、筆者の見解が盛り込まれていて、事実の一つ一つが確実に記憶に残る感じがある。

俺は歴史の初心者にあたると思う。

しかし、英語圏の本には、初心者にこそ読んでためになる本がいっぱいある。

日本人にだって頭の良い人はいっぱいいると思うのだが、どうも初心者向けの教科書となると、質の悪いものが多い気がする。本当に腹が立つ。
posted by よっしー at 04:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 語学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月07日

NOVA事業譲渡先決定

事業譲渡先が決まりました。といっても、670あった教室のうち、当面引き継がれて早急に授業を再開するのはわずか30(のちに200まで拡大する予定だそうですが)。しかも、一受講生にとって最大の関心事である、前払いの受講料の債務については引き継がない方針だそうで、これはつまり、ぶっちゃけ我々のNOVAのチケットが紙切れになってしまうことを示します。

ただ、保有しているNOVAのチケット分の授業は1/4の月謝を追加で払うことで受けることができるようにするとのことですから、「紙切れ」と言うのは言い過ぎかもしれません。EC英会話という同種事業を傘下に置く、今回の譲渡先のジー・コミュニケーション社の07年5月期の連結売上高が約460億円、その企業が、600億円以上にのぼるというNOVA受講生の前払い債務をすべて引き受けて、ほぼ全く見返りなしに「授業」という債務を履行することを期待するのはそもそも虫が良すぎる話かもしれません。

「早急に」引き受け先を探さないといけないという今回の状況下で、意思決定に時間のかかる大手企業の支援を仰ぐというのは、もともと無理な話だったということですし。

他の英会話教室でも、NOVAのポイントに応じて優遇措置を講じてくれる学校があるそうです。俺みたいにローン会社を通して月賦で払っている生徒は、割賦販売法の規定により今後の支払いを拒否すれば済むだけですが、前払い金を信販会社を通じて分割で払っているわけではなく、一括現金で払ってしまった方は、全体の8割に達するわけで、つまり、大部分の元NOVAの受講生は泣くことになりそうです。

会社が潰れるってこういうことなんですね。

今回はいい社会勉強になりましたわ。合掌・・
posted by よっしー at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 世の中・社会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする